VPNをiPhoneでオフにするのは非常に簡単で、通常は10秒もかかりません。ネットワークのトラブルシューティング、位置情報サービスの利用、またはバッテリー節約をしたい場合、VPNアプリまたはiPhoneの設定からオフにできます。
もしVPNがオフにできない場合でも、以下のトラブルシューティング手順で対応できます。
iPhoneでVPNをオフにする方法
VPNはiPhoneの設定またはVPNアプリからオフにできます。以下の手順は iPhone版CyberGhost VPNを含め、ほとんどのVPNアプリで有効です。
方法:iPhoneの設定からVPNをオフにする
- iPhoneの「設定」を開き、「VPN」をタップ。

- 画面上部の「VPN状況」をご確認ください。トグルのスイッチがオンになっており、「接続中」と表示されているはずです。

- トグルをオフに切り替えます。ステータスが「未接続」になればVPNのオフが完了です。

方法2:VPNアプリからVPNをオフにする
- VPNアプリを開き、接続画面のメインボタンを使用して切断します。ボタンは大きな電源アイコンか「切断」「停止」「オフ」などと表示されている場合があります。

- VPNが切断されるまで待ちます。オフになると、アプリのメインボタンまたは接続画面に反映されます。確実にオフになっているか確認するには、iPhoneのステータスバーを見て、VPNアイコンが消えているかチェックしてください。

iPhoneでVPNをオフにできない場合の対処法
VPNが再接続され続け、オフにできない場合は、iOSの設定、VPNアプリのオプション、またはアプリやデバイスの問題が原因である可能性があります。以下のトラブルシューティングのヒントを試してください。
1. VPNアプリの自動接続設定を確認する
一部のVPNアプリには、自動接続設定があり、手動で切断しても再接続されることがあります。ネットワーク変更、iPhoneの再起動、アプリの再起動時などに再接続されることがあります。
解決するには、VPNアプリの設定にアクセスし、「自動接続」「常にVPNをオンにする」「自動で再接続」「起動時に自動で開始」などのオプションを無効化してください。
2. iPhoneの「オンデマンド接続」設定をオフにする
「オンデマンド接続」ははiOSのVPN機能で、特定の状況(不安定なネットワークに接続、特定サイトにアクセスなど)でVPNを再接続します。そのため、オフにしても再接続されることがあります。
この設定解除の方法はこちらです。
- 「設定」> 「VPN」に移動

- 使用中のVPNの横のⓘをタップ

- 「オンデマンド接続」をオフにする。

3. VPNアプリを再起動または再インストールする
単純にアプリを再起動すると問題が解決することがあります。それでも改善しない場合は、アプリを再インストールしてください。初回インストール時のエラーがVPNの切断を遮っている可能性もあります。再インストール後は「自動接続」「常時オン」などの設定を有効にしないようにしてください。
4. iPhoneを再起動する
これを行うことで、一時的な不具合やキャッシュされたアクションが修正され、VPNが切断できない問題を解消できる場合があります。iPhoneを再起動するには、いずれかの音量ボタンとサイドボタンを同時に長押しし、電源オフのスライダーが表示されるまで待ちます。スライダーをドラッグして、デバイスの電源が切れるのを待ちます。その後、サイドボタンを長押ししてiPhoneの電源を入れます。
5. 構成プロファイルを削除する(可能な場合)
教育機関や職場では、組織所有のデバイスや(所有者の許可を得たうえで)個人のデバイスにVPNを構成プロファイルを通じてインストールする場合があります。構成プロファイルには、VPNを常時オンにするような持続的な設定が含まれていることがあります。
以下は、構成プロファイルを無効化する方法です。
- 「設定」> 「VPN」に移動

- 使用中のVPNの横のⓘをタップ

- 「VPNを削除」を選択

なお、学校や職場の規則によっては、これを行うために管理者の許可が必要な場合があります。
6. VPNのカスタマーサポートに連絡する
それでも VPNをオフにすることができない場合、VPNプロバイダーのカスタマーサポートに連絡してください。サポートチームは、問題解決の手助けをしたり、遠隔で強制切断したり、その他必要な手順を案内してくれます。
すでに当社のVPNをご利用中であれば、こちらのリンクからCyberGhost VPNのカスタマーサポートチームにご連絡ください。
iPhoneでVPNをオフにすべき理由は?
VPNはオンラインのプライバシーとセキュリティを強化しますが、状況によってはオフにしたほうが良い場合もあります。ネットワークのトラブルシューティング、位置情報サービスの利用、iPhoneのバッテリー寿命を延ばすなどがその例です。ただし、VPNをオフにすると通信が保護されなくなり、本来のIPアドレスが公開される点に注意してください。
ネットワークの問題をトラブルシューティングするため
VPNを利用すると、インターネット接続は一度VPNサーバーを経由します。この追加のステップによって、特に遠くのサーバーや混雑したサーバーを利用している場合、速度低下やアプリが読み込まれない、あるいは「圏外」「検索中」などの表示が出ることがあります。
同じロケーションのVPNをオンにする前に、まずは別のサーバーに切り替えてみましょう。近くのサーバーや混雑していないサーバーを選ぶのがおすすめです。それでも問題が解決しない場合は、VPNを切断して原因を確認してください。
位置情報サービスを利用するため
VPNはIPアドレスを変更するため、アプリやサービスはおおよその位置情報を取得できなくなります。これはプライバシー保護には有効ですが、位置情報を前提としたサービス(配車アプリ、フードデリバリー、天気アプリなど)では正しく動作しなくなることがあります。
この場合はVPNをオフにしてアプリに正しい位置情報を提供してください。動作が安定したら、再度VPNをオンにして利用を続けられます。
ストリーミングや銀行アプリを利用するため
モバイル向けのストリーミングアプリや銀行アプリの中には、ライセンス契約の制約や不正アクセス防止の観点からVPN接続をブロックするものがあります。もしVPN接続中にこれらのアプリが利用できない場合は、一時的にVPNをオフにしてください。利用が終わったら再接続すれば大丈夫です。
不安定な接続を解決するため
Wi-Fiの電波が弱い、ネットワークが不安定、またはデータローミング中などの状況では、VPNに接続すべきではありません。使用するとさらに接続が不安定になりやすくなるでしょう。ウェブページやアプリがなかなか読み込まれなかったり、VPN接続が頻繁に途切れることがあります。
VPNを切断しても不安定な通信そのものは解消しませんが、多少は安定し、インターネットを利用しやすくなることがあります。問題が解消したらVPNを再接続してください。
バッテリー寿命を伸ばすため
VPNに接続していると、バックグラウンドでスマホのバッテリー消費が増えます。これはVPNが常に動作し、サーバーとの間でデータを暗号化・復号化するためです。バッテリー残量が10〜15%程度しかなく、充電できない状況ではVPNをオフにすることで、バッテリーの寿命を延ばせます。
iPhoneでVPNをオフにしないほうがいい場合

VPNはiPhoneのインターネット通信を暗号化するため、オンラインデータを保護したいときは基本的に常にオンにしておくべきです(例:公共Wi-Fiの利用時やオンライン購入時)。また、ネットワーク制限や通信速度制限(スロットリング)に対処する際にもVPNは役立ちます。以下で、それぞれのシチュエーションについて詳しく説明します。
公共Wi-Fiネットワークの利用時
公共Wi-Fiを使うと、ID盗難、オンライン覗き見、アカウント乗っ取りといったセキュリティリスクにさらされます。多くの公共Wi-Fiは暗号化されていないため、サイバー犯罪者が通信を傍受できてしまうからです。VPNを使えば、すべてのインターネット通信が暗号化され、読み取れなくなるため、セキュアではないWi-Fiネットワークでも安全に利用できます。
銀行口座へのアクセスやオンラインショッピング中
オンラインバンキングやショッピング、個人情報を入力するオンライン活動を行う際は、VPNによってID盗難や金融詐欺のリスクを大幅に減らせます。VPNはデータ全体を暗号化し、サイバー犯罪者による盗聴や改ざんを防ぎます。
オンラインプライバシーを保護したい時
オンラインプライバシーを重視する場合は、VPNを常時オンにしておくべきです。VPNはIPアドレスを変更し、ウェブサイトやアプリ、悪意ある第三者が位置情報を収集するのを防ぎます。また、広告トラッカーがユーザーの閲覧履歴を本当のIPアドレスと結び付けられなくなるため、オンライン行動を追跡しづらくなります。
仕事データへのリモートアクセスを安全にしたい時
出張中やレストラン、バー、カフェなどで、iPhoneから会社のアカウントやファイル、業務ツールにアクセスすることがあるかもしれません。その場合は、まずVPNに接続することが重要です。VPNが通信を暗号化することで、サイバー犯罪者による盗聴やデータ漏洩を防げます。VPNなしでは、業務データが危険にさらされる可能性があります。
ネットワーク制限を回避する時
一部のネットワークでは、ファイアウォール(ネットワークセキュリティシステム)を利用して特定のサービスやウェブサイトへのアクセスを制限していることがあります。これは学校や大学、ホテルのネットワークでよく見られます。帯域幅を制御するためやセキュリティ上の理由で制限されることもあれば、単にデフォルトでブロックされている場合もあります。
VPNを利用すれば、このような制限を回避できます。制限されたネットワークを直接通らず、VPNを経由することでファイアウォールには利用しているサービスやサイトが見えなくなるため、ブロックされずにアクセス可能になります。
ISPによるスロットリングを回避する時
ISPスロットリングとは、インターネットサービスプロバイダ(ISP)がピーク時間帯に回線速度を意図的に遅くすることを指します。特に動画配信、ファイルのダウンロード、オンラインゲームといった大容量通信に対して行われることがあります。
VPNを使えば通信が暗号化されるため、ISPはユーザーのオンライン活動を把握できません。その結果、特定のアクティビティに対して選択的に速度を制限されることがなくなります。
まとめ:iPhoneのVPNをオフにするのはとても簡単
iPhoneでVPNをオフにするのは簡単です。VPNアプリから、または端末の設定からすぐに切断できます。ネットワークの問題をトラブルシューティングしたいとき、iPhoneのバッテリーを長持ちさせたいとき、または位置情報を利用するアプリを使いたいときにはオフにする価値があります。もしVPNがオフにならない場合は、VPNアプリの自動接続機能やiPhoneの「オンデマンド接続」設定を無効にする必要があるかもしれません。
ただし、公共Wi-Fiを使うとき、銀行口座にアクセスするとき、オンラインショッピングをするときなど、オンラインデータを保護する必要がある場合は必ずVPNをオンにしておきましょう。CyberGhost VPNは高水準のセキュリティとプライバシー機能を提供し、直感的なiOSアプリでワンタップ接続/切断が可能です。さらに、CyberGhost VPNを購入すると、長期プランに対して45日間の返金保証を、月額プランには14日間の返金保証を付けているため、リスクなくお試しいただけます。
FAQ
VPNをiPhoneの設定からオフにするには、「設定」>「 VPN」に進み、「VPNステータス」タブをオフに切り替えます。VPNが正常に切断されると、「VPNステータス」タブに「未接続」と表示されます。
はい、可能ですが、VPNアプリがコントロールセンターに「切断」トグルを追加できる場合に限られます。対応していない場合は、アプリから、またはiPhoneの設定画面からVPNをオフにする必要があります。
これはアプリやデバイスの不具合、自動接続設定、またはVPN構成プロファイルが原因で発生することがあります。解決するには、VPNの自動接続機能を無効にし、iPhoneの「オンデマンド接続」オプションをオフにするか、VPNアプリまたはiPhoneを再起動するか、可能であればVPNの構成プロファイルを削除する必要があります。問題が解決しない場合は、VPNのカスタマーサポートに連絡してください。
対象のVPN構成プロファイルを削除するには、「設定」>「一般」>「VPNとデバイス管理」に進み、対象の構成プロファイルを選択します。プロフィール横の ⓘ をタップし、「VPNを削除」を選びます。職場や学校の規定によっては、管理者の許可が必要な場合があります。
はい、影響があります。VPNをオフにすると通信が暗号化されないので、ISPがあなたの閲覧履歴を確認できるようになります。ウェブサイトもIPアドレスからおおよその位置情報を取得できるようになります。なお、VPNを利用していると速度が落ちる場合があるため、オフにするとインターネットが速く感じられることもあります。
多くの場合、VPNアプリの自動接続設定が有効になっていることが原因のため、接続を防ぐには無効化する必要があります。さらに、iPhoneの「オンデマンド接続」が有効になっていると、特定のウェブサイトや安全でないネットワークにアクセスした際に自動でVPN接続が再開されます。
iPhoneの「オンデマンド接続」設定を無効にしてください。この機能は(たとえば安全でないネットワークに接続したときなど)特定の状況でVPNを強制的に再接続させる場合があります。また、VPNアプリの自動接続設定が無効になっていることを確認してください。あるいは、VPNアプリを再起動または再インストールするか、iPhoneを再起動してください。それでもVPNが再接続する場合は、プロバイダーのカスタマーサポートに連絡してください。
状況によります。モバイルデータは公共Wi-Fiに比べて安全性が高く、ISPによってある程度暗号化されています。そのため、銀行やオンラインショッピングといった機密性の高い作業をしていない限り、VPNをオフにしても比較的安全です。ただし、位置情報やプライバシーを保護したい場合はVPNをオンにしておくことをおすすめします。
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