VPNの選び方:チェックすべき項目と必須機能

VPNは機能が満載で、公共Wi-Fi利用時のデータ保護、ウェブサイトによるデータ追跡の防止、インターネットアクセスの向上などが可能です。しかし、すべてのVPNサービスが同じ機能を提供しているわけではありません。通信速度を重視するVPNやプライバシー保護を最優先するVPNなど各サービスによって強みが異なり、なかには機能が豊富でも性能が悪くうまく動作しないものもあります。「自分のニーズに合ったVPNの選び方」が良くわからずお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

まずは、どの機能を最優先するかを特定しましょう。この記事では、VPNに欠かせない必須機能をご紹介します。プライバシーの強化、海外旅行、ドラマの動画視聴など、VPNの利用目的にかかわらずチェックすべきポイントを分かりやすく解説していきます。

VPNの選び方:重視すべき主な機能

インフォグラフィック:VPNの12の必須機能

VPNサービスは様々な機能を謳うものがありますが、必須項目に着目することが大切です。VPNを選ぶ際は、以下の機能・性能が備わっているかを確認しましょう。

対応デバイス

VPNが、お使いのスマホ、ノートパソコン、タブレットに対応していることを確認してください。通常、定評のあるVPNは、Windows、macOS、iOS、Androidなど各人気OS用の専用アプリを提供しています。

個々のデバイスだけでなく、ご自宅のネットワーク全体を保護したい場合は、ルーター対応のVPNを選びましょう。VPNをルーターに設定できれば、WiFiに接続している全デバイスを自動的に保護できます。スマートテレビ、ゲーム機、スマートホーム機器など、VPNアプリに対応していないデバイスも保護できるので便利です。

一部のVPNプロバイダーはChrome拡張機能など、より軽量なブラウザアドオンも提供しています。Chrome拡張機能はブラウザ内の通信だけを暗号化・保護します。デバイス上のすべての通信をVPNに経由させるわけではないので、専用アプリをインストールする必要もありません。

サーバーの数が多い

VPNは、サーバーの数が多いほど、接続できる国や地域の選択肢が広がります。大規模なVPNサーバーネットワークがあれば、一つのサーバーにユーザーが集中するのを防げるので速度低下が発生する頻度も軽減します。

特に重要なのは、あなたが利用したい国にサーバーがあるVPNを選ぶことです。例えばアメリカにお住いの場合、アメリカに複数サーバーがあるVPNを選ぶことで、現地のサイトやサービスを快適に利用できます。

出来ればサーバーの種類も確認しましょう。例えば、RAMのみで実行されるVPNサーバーは、再起動ごとにデータをすべて消去しますのでプライバシーが万全です。また、プライバシー保護法が充実している国に拠点を置くVPNサービスは、ユーザーデータの記録や保存が義務付けられていないことが多いです。

高速通信・データ量が無制限

動画視聴、ゲーム、リモートワークにおいてVPNの通信速度は非常に重要となります。速度が遅いとバッファリングやラグが発生したり、最悪の場合、接続が切断されてとても不便です。同様に、データ量に制限があるVPNは、使用量が制限されているので上限に達すると接続が突然切断されて使えなくなる場合もあります。

通信が高速・安定していてデータ量無制限のVPNを選べば、速度制限や接続が途切れる心配がなく、ブラウジング、ストリーミング、ダウンロードを好きなだけ楽しめます。高性能なVPNなら、ピーク時でも通信が安定していますので、動画視聴時にバッファに出くわしたりページの読み込みに時間がかかるといったこともありません。

CyberGhost VPNは超高速通信で、トラフィックが多い国・地域には10Gbpsサーバーを設置しています。ですから、アクセス利用者が多くても大半の場合はサーバー混雑を回避できます。

強力な暗号化技術

VPNの暗号化技術は、データのプライバシー保護を目的としています。通信を暗号化して専用のプライベートネットワークで送信して、第三者からの監視を防ぎます。暗号化がないと、あなたのオンライン上のアクティビティが誰でも見えてしまいます。定評のあるVPNは、業界で最も強力な暗号化方式の一つとされる「AES 256ビット」暗号化を採用しています。

VPNプロトコルを選べる

VPNプロトコルは、デバイスとVPNサーバー間のデータ通信方法を規定するルールのようなものです。速度重視のプロトコルもあれば、セキュリティを優先するものもあります。高度なVPNサービスは複数のプロトコルオプションがあり、通信速度や安定性、または接続トラブルが生じた際などに自由に切り替えが可能です。

以下に、お勧めのVPNプロトコルを挙げてみました。

    • WireGuard®高速で最新のプロトコル。強力な暗号化を維持しつつ通信速度を低下させません。汎用性に優れ、速度とセキュリティを両立できます。
    • OpenVPN:高速でありながらセキュリティ万全のオープンソースのプロトコル。ほとんどのOSで良好に動作します。
    • IKEv2:高速かつ安定したプロトコルで、特にモバイルデバイスに適しています。Wi-Fiとモバイルデータ間で通信を切り替える際に、接続が切断されません。

CyberGhost VPNはWireGuard®、OpenVPN、IKEv2などセキュリティが万全なプロトコルが揃っています。プライバシーとパフォーマンスを両立できるよう、デフォルトで最適なプロトコルが自動的に適用されていますが、通信が不安定になったり速度トラブルが発生した場合に備えて、アプリの設定画面から手動でプロトコルを切り替えられるようになっています。

キルスイッチ

高性能なVPNでも、接続が予期せず切断されるトラブルが起こる可能性はあります。VPN接続が途切れると、実際のIPアドレスやデータが漏洩する恐れがあります。このような緊急時に欠かせないのがキルスイッチです。キルスイッチは、VPNが突然切断された場合、インターネット通信自体を遮断してVPNが再接続されるまでオフライン状態を維持します。これによりデータが第三者に公開されるのを防げます。

DNS漏洩対策

DNSリクエストはデフォルトで暗号化されないため、ISPやネットワーク管理者はユーザーがアクセスしようとしているウェブサイトを把握できます。DNS漏洩対策を備えていないVPNは、DNSクエリがVPNトンネルを迂回し、本来のネットワークのデフォルトDNSサーバー経由で送信されてしまう可能性があります。一方で、DNS漏洩対策を搭載しているVPNは、すべてのDNSクエリをVPNの安全なサーバー経由で送信するので、ユーザーのアクティビティの漏洩をしっかり防止できます。

ノーログポリシー

ノーログポリシーを採用しているVPNは、VPNに接続中のユーザーのアクティビティ(訪問サイト、利用したアプリ、アクセスしたコンテンツなど)を一切追跡・保存しません。但し、ノーログポリシーの内容も重要です。ポリシーが明確かつ具体的で、出来れば第三者機関による監査に合格しているVPNを選びましょう。

一部のVPNはポリシーを遵守していることを証明するため、複数の独立監査を受けています。さらに自社の透明性レポートを公開したり、RAM専用サーバー(再起動時に全データを消去)を採用するなど、技術的にログ記録を不可能にするサーバー構成を採用するVPNサービスもあります。

設定と使い方が簡単

VPNを接続する設定に時間がかかったり、設定の変更方法が分かりづらいVPNは避けましょう。大半のVPNアプリは、各主要OS専用アプリがあるので即時インストールが可能で、ダッシュボードもシンプルでサーバーにワンクリック接続ができるようになっています。VPN初心者でもサーバーの切り替え、設定変更、機能調整が簡単にできるVPNが理想的です。

複数の端末に同時接続できる

複数の端末に同時接続ができるVPNなら、各デバイスからログアウトする手間なく、複数のデバイスで常にログインして同時にVPNを利用できます。同時に接続できるデバイスの台数は各VPNサービスによって異なり、「最大〇台まで」と決まっているサービスもあれば、1つのサブスクリプションで無制限のデバイスに接続できるサービスもあります。

追加機能

一部のVPNは、通信の保護の仕方や保護する対象を細かくコントロールできる追加機能を搭載しています。以下のような追加機能は特に重宝します。

    • スプリットトンネル:特定のアプリやサイトのみVPNに接続し、その他のアプリ・サイトは通常のネット通信が使用できるように設定できる機能です。
    • 専用IPVPNに接続するたびにあなた専用のIPアドレスが割り当てられます。これによりVPN特有のCAPTCHAやログイントラブルを軽減できます。
    • Wi-Fi保護機能: セキュリティが不十分なネットワークや未知のネットワークに接続する際に、VPNを自動的に起動する保護機能です。
    • P2P対応: トレントやP2Pアプリでのファイル共有時に、VPNを安全に利用できます。
    • コンテンツブロッカー: ネット上の広告、トラッカー、悪質なサイトをブロックします。

充実したカスタマーサポートと返金保証

トラブルが発生してもカスタマーサポートが充実していれば安心です。特に「自分でトラブルシューティングするのは面倒」という場合は、24時間年中無休のライブチャット窓口や迅速なメールサポートを提供するVPNを選びましょう。

サインアップする前に、ユーザーの口コミもチェックしましょう。また、返金保証があるかの確認もお忘れなく。大半の場合、定評のあるVPNであれば安心の返金保証がありますので、金銭的リスクなく気軽にサービスを試せます。VPNを実際に使ってみて、自分に合わないと感じたら簡単に返金してもらえます。

追加機能も充実しており、セキュリティが万全で信頼性できるVPNをお探しならCyberGhost VPNがお勧めです。強力な暗号化技術、安全性抜群のプロトコル、キルスイッチ、DNS漏洩対策、超高速通信だけでなく、スプリットトンネル、コンテンツブロック、Wi-Fi保護といった追加機能もあるので、VPN接続を柔軟に調整できますし、プライバシーを強化できます。45日間の返金保証を活用して、リスクフリーでサービスを試せます。

ニーズに応じたVPNの選び方

VPNの用途別インフォグラフィック:プライバシー保護、ストリーミング、ゲーム、旅行、リモートワーク、オンラインバンキング、ファイル共有など。

VPNの利用目的によってお勧めの製品は異なります。例えば、プライバシー保護が最優先なら、強力な暗号化や厳格なノーログポリシーを採用するVPNを選びましょう。一方、動画視聴が目的なら、ストリーミング専用サーバーがあり、データ量無制限のVPNがお勧めです。ここでは、利用目的別にVPNの選び方を解説していきます。

プライバシーとセキュリティ対策に最適なVPNの選び方

プライバシーやセキュリティ対策を最優先する場合、以下の機能を備えたVPNを選びましょう。

    • RAM専用サーバー:サーバーが再起動する度に閲覧データが全削除されるので、アクティビティが復元されたり記録されるリスクを低減できます。
    • 強力な暗号化と安全なプロトコル:暗号化はAES 256ビットまたはChaCha20暗号化、プロトコルはWireGuard®やOpenVPNなどを採用するVPNは、危険なネットワーク上でもネット通信をプライベートに保てます。
    • 独立監査済み:一部のVPNサービスは第三者機関にインフラとノーログポリシーの監査を委託しています。独立監査によりプライバシーポリシーが実証されているVPNなら安心です。
    • プライバシーに配慮した管轄区域に本社がある:データ保持法のない国に拠点を置くVPNサービスは、ユーザーデータの収集や提供を求められるケースが一般的に少ないです。
    • プライバシー・セキュリティツールを搭載:トラッカーブロック、キルスイッチ、DNS漏洩対策、自動Wi-Fi保護などの保護機能があるVPNを使えば、別途アプリやデバイス設定する必要なくプライバシーを強化できます。

ゲームに最適なVPNの選び方

ゲームに最適なVPNなら、ラグが頻繁に発生したり接続が途切れることなくスムーズにゲームを楽しめます。ゲーム用のVPNを選ぶ際は、以下の項目を確認しましょう。

    • 通信が高速で安定:通信速度はゲームにおいて極めて重要です。サーバーネットワークが広大で、現在地から近い場所にサーバーがあるVPNを選びましょう。
    • デバイスとの互換性:ゲームに使っているデバイスが複数ある場合、コンソールやルーターにも対応しているVPNを選びましょう。コンソールはVPNアプリに対応していないため、スマートDNSを提供するVPNサービスが必要です。スマートDNSでDNS設定を変更できるので、VPNアプリをサポートしないデバイスでもサービスを利用できます。
    • ゲーム専用サーバーがある:一部のVPNは、通常のサーバーより高速で低Ping値の「ゲーム専用」サーバーを提供しており、高パフォーマンスが期待できます。

動画視聴に最適なVPNの選び方

動画視聴向けVPNをお探しの場合、以下のような機能を備えており、高性能で通信が安定したものを選びましょう。

    • 高速通信でデータ無制限:データ量に制限がなく高速サーバーがあるVPNなら、HDや4K画質でも途切れることなく動画視聴できます。
    • ストリーミング専用サーバーがある:特定の動画配信サービス向けに最適化されたサーバーを提供するVPNもあります。ストリーミング専用サーバーがあれば、お気に入りの番組にスムーズにアクセスでき、再生の中断や画質低下なく動画を楽しめます。
    • スマートDNS:スマートDNSは通信を暗号化しませんが、DNSリクエストを再ルーティングし、あたかも別の場所にいるかのように見せかけることができます。また、スマートDNSを使えば、スマートテレビやゲーム機などVPNアプリをサポートしていないデバイスでもVPNを使用できるようになります。

P2Pファイル共有に最適なVPNの選び方

ピアツーピア(P2P)アプリを利用したり、オンラインで大きなファイルを共有したりする際にVPNを使うことで、あなたのアクティビティをプライベートに保って、安全に通信できます。以下のような機能を搭載しているVPNを選びましょう。

    • P2Pサポート:すべてのVPNがファイル共有を許可しているわけではありません。P2Pに対応していない場合、速度が制限されたり、接続が遮断されたりする可能性があります。通常のVPNサーバーでP2Pに対応している、またはP2P専用サーバーがあるVPNを選びましょう。
    • キルスイッチ:ファイル共有中にVPNが予期せず切断された場合、キルスイッチがあれば、VPNに再接続するまでの間ネットへのアクセスを遮断します。これにより、P2Pネットワーク上の他のユーザーにIPアドレスが漏れるのを防げます。 
    • DNSおよびIP漏洩対策:P2Pネットワーク上の悪質ユーザーにあなたのIPアドレスを知られるリスクを防げます。データ漏洩対策を備えているVPNは、実際のIPアドレスとDNS情報を隠して、第三者にあなたのアクティビティや位置情報が追跡される事態を防止します。
    • ノーログポリシー:接続ログやアクティビティログを保存しないノーログポリシーを採用するVPNなら、P2Pアプリ利用時のプライバシーもしっかり保護できます。

旅行に最適なVPNの選び方

旅行に最適なVPNなら、旅行先でも接続が安定しますし、速度低下もなく、普段国内で利用しているサイトに海外からでもアクセスできます。旅行用のVPNを選ぶ際は、以下の点を確認しましょう。

    • グローバルサーバーネットワーク:サーバーがある国が多いほど現在地から近くのサーバーが見つかりやすくなり、どこからでも高速通信を維持できます。低速や過負荷を回避して、海外からでも国内で利用しているサイトにいつもどおりアクセスできます。
    • 通信が高速・安定している:高速サーバーを備えたVPNなら、ビデオ通話、ストリーミング、移動中のリモート作業などがいつでもスムーズに行えます。
    • 公共Wi-Fiで確実に使える:空港、ホテル、カフェの公共ネットワークはセキュリティ対策が不十分なことが多いです。高性能なVPNはこのように不安定な環境でもデータをしっかり暗号化してハッカーによるサイバー脅威やデータ盗聴を防ぎます。

公共Wi-Fiやリモートワークに最適なVPNの選び方

公共Wi-Fiは便利ですが、安全性に欠けるネットワークもあります。リモートワークでは、カフェや空港、共有ネットワークから接続する方も多いです。このような用途でVPNを選ぶ際は、以下の機能があるかを確認しましょう。

    • 自動接続機能:未知のネットワークまたはセキュリティ保護が不十分なWi-Fiに接続した際に、VPNが自動的に起動されるオプションがあるか確認しましょう。これにより、VPNの接続忘れを防げます。
    • アプリのルールまたはスマートなルール機能:特定のアプリ(メールやクラウドストレージなど)や特定のネットワーク接続時に自動的にVPNを起動するといったカスタムルールを作成できるVPNもあります。
    • 公共Wi-Fi保護機能:オープンネットワークには、ユーザーのデータを狙うサイバー犯罪者が潜んでいます。公共Wi-Fi保護機能はデータが晒されるのを防ぎます。
    • スプリットトンネル:VPNに接続するアプリと接続しないアプリを選択できる機能で、帯域幅を節約して通信のパフォーマンスを向上できます。例えば、機密性の高いアプリはVPNに繋いで通信を保護し、機密性の低いアプリ(動画配信サイトや国内サイトなど)は通常のネット通信を利用するなど使い分けができます。

ネットワーク制限の回避に最適なVPNの選び方

ユーザーがアクセスできるコンテンツを制御するため、特定のサイト・アプリ・サービスへのアクセスがブロックされる場合があります。お住まいの国・地域でVPNの利用が合法の場合は、以下のような機能があるVPNを検討すると良いでしょう。

    • ファイアウォール対応のプロトコル:制限付きのネットワークや検閲が厳しいネットワークでも動作するよう設計されたプロトコルなど、複数のプロトコルオプションがあるVPNを選びましょう。セキュリティを強化できるプロトコルや、通信が安定しやすいプロトコルがあります。
    • プライバシーを重視:特に共有ネットワークや管理下ネットワーク利用時に、アクティビティを非公開かつ安全に保つためには、強力な暗号化技術と厳格なノーログポリシーが不可欠です。
    • オープンアクセスへの取り組み:多くのVPNプロバイダーは、透明性レポートや公式サイトから自社の安全性や情報について公開しています。ユーザーのプライバシーを尊重し、データ収集しないことを約束するノーログポリシーがあるVPNは信頼性が高いでしょう。

ネットバンキングに最適なVPNの選び方

特に公共ネットワークや外出先からネットバンキングを利用する場合、通信を一貫してプライベートに保つことが重要です。ネットバンキングに最適なVPNなら、セキュリティ警告やログイントラブルに遭遇することなく、機密データをしっかり保護できます。以下の機能を備えたVPNを選びましょう。

    • 強力な暗号化: 公共Wi-Fiやプライベートネットワークでパスワード・取引履歴・口座情報を第三者から確実に守ります。
    • 専用IPアドレス:多くのVPNサービスでは、サブスクリプションの追加オプションとして専用IPアドレスを取得できます。専用IPはあなただけに割り当てられる固有のIPアドレスです。これにより、外出先からネットバンキングを利用する場合も、普段通り口座アカウントにログインできます。
    • 高度なデータ漏洩対策:実際のIPアドレスとDNS情報を確実に隠せます。オンラインバンキング利用中も位置情報が公開される心配はありません。

無料VPNと有料VPN:何が違うのか?

データ制限、通信速度、サーバー数、プライバシー対策、搭載機能、カスタマーサポートなど、項目ごとに無料VPNと有料VPNを比較したインフォグラフィック。

無料VPNでもプライバシー対策ができるかもしれませんが、通信速度、セキュリティ保護、その他の機能面で懸念点が多々あります。

以下に、無料VPNと有料VPNの主な違いをまとめてみました。

    • データ制限:無料VPNは日次・週次・月次の使用上限が設けられていることが多いです。一方で、有料VPNはデータ無制限なので、好きなだけ利用できます。
    • 速度:無料サーバーは過密状態になりやすく、速度が大幅に低下する傾向があります。一方で、有料VPNは利用ピーク時でも全サーバーが高速かつ安定しています。
    • サーバーアクセス:通常、無料VPNは利用できるサーバーが少ないです。一方で、有料版は世界に広がる何百箇所ものサーバーを利用できます。
    • 暗号化技術:無料VPNは古い暗号化技術や脆弱な暗号化を使用している場合があり、時には全く暗号化されていないこともあります。一方で、有料VPNは高度で信頼性抜群のAES 256ビットやChaCha20暗号化を採用しています。
    • 広告と追跡:無料VPNは収益を得るため沢山の広告を表示したり、なかにはユーザーのデータを記録したりするものもあります。一方で、有料VPNは広告がなく、厳格なノーログポリシーに準拠しています。
    • 搭載機能:無料VPNは最低限の暗号化しか搭載していなかったり、利用できるサーバーが少ないなど、機能が不十分なことが多いです。一方で、有料VPNはスプリットトンネル、コンテンツブロッカー、Wi-Fi保護機能など、標準機能や追加機能が豊富です。
    • カスタマーサポート:無料プランでは利用できるサポート窓口が限られている場合があります。一方で、有料VPNは24時間年中無休のライブチャットやメールサポートを提供していますので、簡単にトラブルを解決できます。

とはいえ、すべての無料VPNが悪いというわけではなく、VPNの利用頻度などによっては無料VPNでも十分な場合もあります。また、有料VPNでも性能が良くないものもあります。いずれにしても、VPNを選ぶ際は、プライバシー保護やセキュリティ対策のために必要な機能が揃っているかを確認しましょう。

まとめ:自分のニーズに合ったVPNを選びましょう

単に業界標準を満たしているVPNを選ぶのではなく、自分のニーズに合ったものを選ぶことが大切です。重視したい機能を見極めてVPNを絞り込んだら、プライバシーがしっかりしているか、お使いの全デバイスに対応しているかを確認しましょう。なお、プライバシーポリシーが曖昧なものは避けるべきです。VPNのポリシー内容、監査結果、透明性レポートをチェックして信頼できるサービスを選びましょう。

プレミアムVPNは通信がスムーズで、全デバイスのプライバシーをしっかり保護できるのでストレスフリーで使えます。ただし、有料だからといって必ずしも優秀というわけではありません。おすすめのCyberGhost VPNは、100カ国にサーバーがあり、プライバシー保護ツール、各主要OS専用アプリなど、この記事で紹介しているすべての機能が揃っています。45日間の返金保証付きですので、サービスが自分のニーズに合っているか金銭的リスクなく試せます。

よくある質問

VPNを選ぶ際に考慮すべき要素は何ですか?

VPNを選ぶ際は、強力な暗号化、ノーログポリシー、通信の安定性、アプリの使いやすさの面で、すべて満たしているかを確認しましょう。また、お使いの全デバイスに対応しているか、困ったときのためのカスタマーサポートがあるかチェックすることもお忘れなく。
また、自分のニーズに合った機能があるか確認することも不可欠です。例えば、プライバシー・セキュリティ重視なら、キルスイッチ、DNSの漏洩対策、公共Wi-Fi保護機能を備えたVPNをご検討ください。動画視聴でVPNを使いたいなら、サーバーの数やロケーション、通信の安定性、データ量が無制限かをチェックすべきです。

VPNのノーログポリシーの重要性とは?

ノーログポリシーはとても重要です。ノーログポリシーとは、VPNがユーザーの閲覧履歴や個人情報を記録・保存しないことを約束するもので、プライバシー保護に必要不可欠な存在です。なかでも、第三者機関による監査を受け、実際にログを一切保存していないことを証明・公表しているVPNが信頼できます。

どの暗号化技術を採用しているVPNを選ぶべき?

AES 256ビットまたはChaCha20 VPN暗号化を採用しているVPNを選びましょう。これらはネット通信のプライバシー保護において信頼性抜群の暗号化方式です。暗号化方式をきちんと説明・公開していないVPNは避けてください。弱い暗号化か、全く暗号化されていない可能性があります。

無料VPNと有料VPNではどちらを選ぶべき?

無料VPNは不便な場合が多いです。例えば、通信の速度制限、利用サーバーが少ない、サーバー混雑、データ量や帯域幅の制限、セキュリティの脆弱性などといった懸念が挙げられます。なかには、収益を得るためユーザーのデータを記録・販売している無料VPNさえあります。一方で、有料VPNは、高度なプライバシー対策、豊富な機能、強力なセキュリティを備えています。大半の有料プランには返金保証も付いていますので、まずはサービスを試してみると良いかもしれません。

サーバーの数やロケーションはVPNの性能にどのように影響しますか?

通常、現在地から近いサーバーほど通信速度が速くなります。大規模なサーバーネットワークがあり、サーバー数が多ければ多いほどアクセスの混雑を回避できます。一方で、サーバーの数が少ないVPNだと、ユーザーの負荷が増加して速度低下が起こったり接続が途切れてしまうことがあります。

最も安全で高速なVPNプロトコルは?

WireGuard®、OpenVPN、IKEv2は、現在の業界基準で最も推奨されているVPNプロトコルで、高セキュリティと高速通信を実現しています。なお、PPTPやL2TPなどの旧式プロトコルの利用は避けてください。技術が古く、セキュリティ脆弱性の懸念があります。プロトコルは最新であればあるほどセキュリティを強化できます。

VPNはどのデバイスやOSでも使えますか?

大概のデバイスやOSで使えるはずです。最低でもWindows、macOS、Android、iOSに対応しているVPNを選びましょう。スマートテレビ、ゲーム機、ルーターでVPNを使いたい場合は、それらの機器にも対応しているか確認しましょう。1つの定期プランで複数のデバイスに同時接続できるVPNもあります。

VPNにキルスイッチやDNS漏洩対策機能は必要ですか?

はい、これらは重要な機能です。キルスイッチはVPN接続が予期せず切断された際にインターネットを一時的に遮断することで、IPアドレスの漏洩を防ぎます。DNS漏洩対策は、DNSリクエストが暗号化されたトンネルを迂回して情報が漏れるのを阻止します。これらの機能がないと、通信内容が第三者に晒される可能性があります。

VPNの信頼性を確認するには?

独立監査を受けているか、透明性レポートを公開しているか、会社情報の詳細を明記しているかを確認してください。サービスの透明性が高いほど信頼できます。

ストリーミングやゲームなど特定の用途に特化したVPNはありますか?

あります。一部のVPNはストリーミング専用サーバーやゲーム専用サーバーを備えています。これらの専用サーバーは通常サーバーよりも通信が高速かつ安定しているので、バッファやラグを防げます。また、学校や職場など制限付きネットワークでも、スムーズにアクセスしやすい傾向があります。

VPNの管轄区域はプライバシーにどう影響しますか?

VPNは、本社を置いている国の法律が適用されます。国によって個人データの扱いは異なり、データ保存義務や監視法がある国もあれば、ユーザーのプライバシー保護が充実している国もあります。また、「5アイズ」、「9アイズ」、「14アイズ」同盟など国の間で情報を共有できる同盟に加入している国は、国をまたいで個人情報が共有されるケースがあるため、プライバシー保護が妥協される可能性がある点にも留意が必要です。

VPNにおける独立セキュリティ監査の重要性とは?

セキュリティ監査は、VPNがノーログポリシーやサーバーのセキュリティ管理といった公約を遵守しているかを証明するものです。通常は第三者の専門機関によって実施され、VPNの信頼性を裏付ける証拠となります。

VPNに無料トライアルや返金保証はありますか?

定評のあるVPNは、無料または実質無料で試せる期間を設けていることが多いです。通常は無料トライアルまたは返金保証を実施しています。すぐにコミットせず、サービスが自分のニーズに合っているか試すのに便利です。

VPNのパフォーマンスや安定性を確認する方法は?

時間帯を変えたりサーバーを変えてもWhatsAppやFaceTimeアプリで動画視聴やビデオ通話がスムーズにできるか確認しましょう。通信が安定しているVPNは、接続が途切れることなく通信速度が一貫しており、スムーズに動作するはずです。

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